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学名:Trachelospremun
別名:斑入りテイカカズラ
科名:キョウチクトウ科
分類:多年草(常緑)
原産地:東アジア
大きさ:背丈5〜15cm、横幅20〜50cm以上(つる性)
主な見所:葉(春〜晩秋)※新芽がいっせいに伸びる春が一番美しい
テイカカズラの斑入り品種ですが一般的には別物のように扱われます。
葉色が最初はピンクですが、初雪の名の通りすぐに新芽が白色に染まりとてもきれいです。その後は打って変わって濃緑色になります。花つきは悪く観賞対象にしません。株はほふくして横に伸びていきますが、成長は他のつる植物と比べるとやや緩やかです。
新芽は派手に見えますが、全体としてみるとシックで和の雰囲気を持っています。
とても丈夫な植物です。日向から半日程度の日照の、適湿から少し湿った場所が適地。半日陰から日陰でも育ちますが、葉色がはっきりせず節目も伸びがちになり美しくなりません。
洋風や和風の庭に合います。
鉢植えの場合は寄せ植えの素材として用います。初期成長が緩めなので、小さな株を使えば小さめの寄せ植えでも使えます。白から濃緑の葉に変わるので暗めの葉色でも合うものを選択します。
グランドカバーでも使えますが濃緑色の葉色が重い印象なので植栽場所を考えます。また、広がりすぎないように注意しましょう。
グランドカバーとして利用した植栽例。新芽が多い頃は白い部分が目立ち明るめの印象がありますが、斑が薄くなる夏以降は濃緑の葉が多くなります。
ピンクと白の斑入りがポピュラーですが、黄色と黄緑の斑入り種も出回ります。
「オウゴンテイカカズラ」
ハツユキカズラのピンクが黄色、白が黄緑色になった品種。
先祖返りして斑が消えた株。植栽によっては斑入り葉よりも合う場合があるでしょう。
一方で、斑入り葉を維持したい場合は、緑葉になったところを切り取りましょう。
オススメ度:★★★★
丈夫で枯れにくい葉物のひとつ。様々な環境で育ちますが、日当たりが良いと節目が詰まり、斑の色が綺麗に出るので本来の魅力が発揮されます。