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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

キャッツテール

キャッツテールキャッツテール

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キャッツテールのデータ

花色:赤紫
学名:Acalypha reptans/hispaniolae
別名:アカリファ
科名:トウダイグサ科
分類:多年草(常緑)
原産地:カリブ海地域(西インド諸島)
大きさ:背丈20〜30cm、横幅30〜50cm以上(ほふく性)
主な見所:花(8〜11月)

キャッツテールの特徴

名前の通り、ふさふさの尻尾のような花穂が特徴。実際の手触りもふわふわして気持ち良いです。同じような花穂をもつアカリファ属の仲間は観葉植物に分類されることが多いですが、キャッツテールは株が横に広がり、苗としても出回るので屋外でも普通に使われています。
垂れ下がるような花の姿からハンキングや吊鉢で用いられることが多いです。

  • 難易度: 比較的丈夫です。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。
  • 水分量: 乾燥は苦手です。
  • 耐寒性: 熱帯植物としては比較的寒さに強いですが、冬は室内に取り込みます。

キャッツテールの育て方

日当たりのよい場所を好みます。真夏は半日陰に移動した方が葉が色あせませんが、直射日光を当てても弱ることはありません。高温多湿にとても強いですが、そのぶん乾燥に弱いので、やや保水性のよい土に植えます。
冬越しはやや乾燥気味に管理して、最低5℃以上を保って乗り切ります。

  • 管理:終わった花は切り取ります。姿が乱れたり、間延びしたら全体を切り戻します。また、冬越しで室内に取り込むときも同様に切り戻して管理しやすくしましょう。
  • 肥料:初夏に長期間効く元肥を与え、開花中は液肥を与えます。
  • 病害虫:被害は少ないほうですが、乾燥するとハダニが発生しやすくなります。

キャッツテールのアレンジ

洋風の庭に合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
花や姿から単植でのハンギングバスケットや吊鉢にピッタリです。寄せ植えにも使えますが、横に広がるので株間は考慮します。また、グランドカバー的に使うこともできます。
夏の強光にも強いので夏の花とも合わせやすいですが、乾燥に弱いことは考慮します。

グランドカバーとして植栽した例
グランドカバーとして植栽した例。よく横に広がります。

キャッツテールの主な品種

斑入り品種斑入り品種
斑入り品種。様々なパターンのものが出回ります。

その他の写真

ふさふさした花
ふさふさした花。

キャッツテールの個人的な印象

オススメ度:★★★
花期が長く使い勝手は良好ですが、花穂の色やふさふさの大きさが安定しないことがあります。

コメント

  • 苗のよる違いなのか環境による違いなのか、はたまた品種が異なるのか分かりませんが、真っ赤な美しい花穂の場合と、やや地味めな色の花穂しかつかない場合があります。
    花つきの苗を買えば問題はなくなりますが…。
  • 比較的信頼できる書物などでも、インド原産とされていることがあります。これは西インド諸島(カリブ海域の群島)原産を誤解したからだと思われます。
  • 個人的には猫のしっぽというよりも、ふさふさのロングモップや、猫じゃらし(エノコログサ)を連想します。

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