

葉色:![]()
学名:Carex
別名:カンスゲ
科名:カヤツリグサ科
分類:多年草(常緑)
原産地:日本、東アジアなど世界各地
大きさ:背丈25〜50cm、横幅50〜80cm
主な見所:葉(周年)
根元から細い葉を優美に広げボリュームのある姿になります。
様々な種がありますが、白や黄縞の斑入りの葉のものが一般的で、他には黄金葉や銅葉種もあります。先祖帰りしたもの以外では緑葉はほとんど見かけません。
花はふさふさした白花を春につけますが、あまり観賞価値はありません。
性質はとにかく丈夫で、幅広い環境で育ちます。
あまり条件を選びません。極端な条件の場所でないかぎりは育ちます。
美しく丈夫に育つのは半日陰の少し湿った場所です。日差しが強すぎたり、乾燥させすぎると葉先が枯れこみます。
成長が早く、株分けで簡単に増やすことができます。
洋風、自然風いずれの庭にも合います。品種を選べば和風の庭でも合わせられるでしょう。
横に広がりやすいので基本的に地植えで用います。植えつぶしや、縁ぎわの列植などに向いています。他の植物と合わせる場合は離しぎみにします。鉢植えの場合は無理に寄せ植えせず、腰高の鉢に単植し、垂れ下がる葉を楽しむのが良いと思います。
また、小苗を観葉植物や寄せ植えの素材として使うこともできます。

高木の下の花壇に寄せ植えした植栽例。
日照不足にも強く、株間さえ考慮すれば様々な場所で使えます
和な雰囲気になりがちなヤブランやリュウノヒゲ等に比べ、カレックスは洋風寄りに仕上がります
様々な品種がありますが一般的に見られるのは日本特産のカンスゲ(Carex morrowii)の白斑入り種です。オオシマカンスゲ(Carex oshimensis)の品種もそれなりに見かけます。
黄金葉や銅葉などの珍しい品種は通販等で求めると良いでしょう。品種によっては性質が異なるものもあるので注意が必要です。

「シマカンスゲ」
カンスゲの白斑入り種。
一般的に見かけるのは大体この種か下記の「エバーゴールド」です

「エバーゴールド」
オオシマカンスゲの改良品種。ベアグラスとも呼ばれます。
比較的ポピュラーな黄斑入り種

「エベレスト」
オオシマカンスゲの改良品種。白覆輪の品種

「ブロンズカール」
ニュージーランド原産のコマンス(C. comans)の改良品種。
個性的な銅葉で、アクセント向きです。
海外産の品種に共通していますが、日本に自生のあるカンスゲやオオシマカンスゲの品種に比べると、丈夫さではやや劣ります

刈り込むことで小さめに維持した姿。グランドカバーのように使うことも可能です。
ただ、カレックスらしい、長い葉が伸びる優雅な姿という個性は薄れてしまいます

早春に刈り込んで、春に新芽を出した様子。
枯れた下葉の部分は葉が伸びれば目立たなくなります

先祖返りした緑葉。
あえて和風庭園に植えるのもよいかもしれません
オススメ度:★★★★
似たような葉物のヤブランやリュウノヒゲに比べるとボリュームが出ます。整然とした庭では使いどころが限られますが、自然風の庭ではむしろ使いやすいです。
丈夫で手間がかからないのもポイント。