葉色:
学名:Crossostephium chinense
科名:キク科
分類:常緑低木
原産地:東アジアの亜熱帯〜熱帯域
大きさ:背丈30〜50cm、横幅35cm〜60cm
主な見所:葉(周年)
ポット苗で出回るシルバーリーフの中では比較的しっかりとした低木状になります。自生地は海岸近くの岩上で性質は野性的です。
葉は灰白色の短い毛におおわれたへら状。茎の先端などには切れ込みのある葉も出ます。花は茎の先端に花序を作り、黄色の舌状花のない地味な花を咲かせますが、花つきは悪く悪臭もあるので観賞価値はありません。花期は晩秋から早春です。茎はよく分枝して、名前の通り木質化します。株は自然とこんもり育ちます。やや寒さに弱いですが、南関東以西の暖地であれば屋外の地植えで冬越しして、こんもりと大きくなった姿を見ることも多いです
日当たりのよい場所を好みます。乾燥した環境を好み、ジメジメは苦手なので水はけのよい土に植えます。特に冬の寒い時期は過湿にしないようにします。酸性土壌は苦手なので苦土石灰等で中和しましょう。暑さに弱い物が多いシルバリーフの中では暑さに強く、夏に日当たりのよい場所に置いても弱りません
洋風の庭に向いています。硬い雰囲気で自然風や和風の庭には違和感があります。寄せ植えに使いたくなりますが、大きくなり徐々にこんもりするので使いづらいです。地植えにして花壇のポイントとして用いるのがよいでしょう。もちろんロックガーデンなら見た目的にも性質的にもよく合っています
これといった品種はないようです
つぼみ。こうなる前に全体を切り戻したいです
木質化した枝と脇芽。伸びすぎた枝の先端を全体的に切り戻して、株元の脇芽に更新します
切れ込みが入る葉のアップ。枝の先端部分につくことが多いです
オススメ度:★★★
暑い時期に元気なシルバーリーフで、それだけでも利用価値はあります。ただ、全体的な印象は海浜植物らしい硬い雰囲気で、こんもり育つため寄せ植え的には使いづらいです