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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ニーレンベルギア

ニーレンベルギアニーレンベルギア
スコパリア種

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ニーレンベルギアのデータ

花色:紫薄紫白
学名:Nierembergia
別名:ギンパイソウ(レペンス・リブラリスのみ)
科名:ナス科
分類:多年草(常緑)、秋・春まき一年草扱い
原産地:中央〜南アメリカ
大きさ:背丈10〜30cm、横幅40〜80cm
主な見所:花(5〜8月)※春まきは秋まで咲きます

ニーレンベルギアの特徴

白花のギンパイソウほか、薄青紫花のスコパリア種の改良品種がよく出回っています。
花弁が薄く杯状の整った花を上向きに咲かせます。ギンパイソウはへら状の小さい葉で、株は横に広がります。スコパリアは葉も茎も細く線状なので全体的にやさしげで繊細な印象で、やや横に広がりこんもりまとまってくれるので、寄せ植えの前景やグランドカバーに向いています。

  • 難易度: 繊細な姿ですが比較的丈夫。高温多湿にはやや弱い。
  • 日照量: 日当たりの良い場所を好みます。
  • 水分量: 水はけのよい土を好みます。
  • 耐寒性: 南関東以西の温暖地では屋外で冬越しできます。

ニーレンベルギアの育て方

日当たりのよい場所を好みます。肥沃で水はけのよい土に植えつけますが、極端な乾燥にはあまり強くありません。
少し高温多湿に弱いところがあるので、移動できる場合は半日陰に置いたり、真夏に遮光してあげられるとよいです。ギンバイソウは特に暑さに弱いので西日は当たらない方が好ましい。また、できれば雨を避けられると花が長持ちします。

  • 管理:普段は放任でよいです。
    花の勢いがなくなったら花がら摘みを兼ねて全体を切り戻します。
  • 肥料:元肥に緩効性肥料、開花中は液肥を与えます。チッ素肥料のあげすぎは葉ばかり茂り、花つきが悪くなるのでよくありません。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。
  • タネから
    ニーレンベルギアの苗
    スコパリア種の苗。タネは細かく覆土はごく薄くします。発芽率はやや悪いです。
    育苗は難しいというわけではないですが、最初はかなり小さい芽です。初心者は苗を求めた方が楽でしょう。春まきも秋まきもできます。秋まきの場合は軽く霜よけします。

ニーレンベルギアのアレンジ

洋風や自然風の庭に合います。和風の庭にはあまり合いません。
印象が優しげなので組み合わせるものも淡い色合いでまとめると涼しげな感じがでてよいです。横に広がるのでグランドカバーに使えますが土の水はけがよい場所にします。同種のみでハンキングに植えるのもよく、生育環境的にも見た目的にも合わせやすいです。

ニーレンベルギアの主な品種

いくつか種類がありますが、ギンパイソウとスコパリアの改良品種が主に出回っています。

ギンパイソウギンパイソウの花
ギンパイソウN. repens/rivularis
白い花を咲かせます。葉は小さいへら状。グランドカバーとして用いられます。不明瞭ですが学名が2つ?あるようでレペンスあるいは、リブラリスの名でも出まわることがあります。スコパリア種に比べ高温多湿にやや弱いところがありますが、寒さには強く冬越しは容易です。


スコパリアN. scoparia
薄青紫花を咲かせますが、改良品種には青紫や白などの花色があります。葉や茎は線状で繊細な印象ですが、性質は丈夫で暑さにも比較的よく耐えます。

パープルローブ
パープルローブ
スコパリアの改良品種。濃いめの青紫〜紫花の品種で花つきがよいです。

モンテブランコ」:スコパリアの改良品種。白花の代表的品種。
スプラッシュマウンテン」:スコパリアの改良品種。株がまとまりやすい。青と白花があります。

淡い紫花白花
スコパリア系の様々な花色。

その他の写真

花と葉のアップ
花と葉のアップ。繊細な印象で爽やかな雰囲気が出せるのが魅力。

ニーレンベルギアの個人的な印象

オススメ度:★★★
個性は強くありませんが、涼しげで花つきもよいです。
高温湿潤期は元気がなくなることが多いですが、暑さ自体には比較的強いため高温乾燥期は意外と花がよく咲きます。

コメント

  • レペンス、リブラリス…迷ったら「ギンパイソウ」といえば良いでしょう。店頭で求める際はそれで伝わると思います 。

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