

コウム


ヘデリフォリウム
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学名:Cyclamen
科名:サクラソウ科
分類:秋植え球根
原産地:南ヨーロッパ〜西アジア
大きさ:背丈5〜15cm、横幅15cm〜20cm
主な見所:花(コウム:2〜3月、ヘデリフォリウム:10〜11月)
シクラメンの原種で、鉢花で販売されているシクラメンに比べ野趣が強く、楚々とした雰囲気が魅力。秋植え球根ですが基本的には苗で売られています。園芸では早春〜春咲きのコウムと、秋咲きのヘデリフォリウムがポピュラーです。
花は花弁が反転した特徴的な形、花色は赤からピンク、白があります。葉は形がハート形や円形など様々で、大理石のような模様の入る種もあります。株は背が低く、横に広がるように葉を伸ばします。
コウムの植えつけ時期は10月ごろ。植えつけ深さは球根の頭が三分の一出る程度とします。
ヘデリフォリウムの植えつけ時期は9月ごろ。植えつけ深さは球根の頭が少し出る程度とします。
落葉高木の下のような晩秋から春は日当たりがよく、初夏から秋は半日陰の涼しい場所を好みます。多湿は苦手で水はけのよい土に植えます。特に、夏にジメジメさせると球根が腐りやすいです。
コウムは鉢植えにして、季節により置き場を変えて育てるのが普通で、高温多湿に弱く地植えはあまり向いていません。
ヘデリフォリウムはコウムよりは高温多湿に強く、環境のよい場所であれば地植えも可能です。
洋風や自然風の庭に合います。和風の庭にも合わせられますが、あえて使う理由は乏しいです。
大きな落葉樹の下など、条件が良い場所があれば地植えも可能で、特にヘデリフォリウムは自然に生えてきたように群生させると見事です。条件が良い場所がなければ、鉢植えにして季節によって置き場を変えるような使い方で良いでしょう。
花期的に他の花と合わせるのは難しいです。同種で単植や群植をするのがよいでしょう。

落葉樹の下に地植えされたコウム。
ヘデリフォリウムに比べ性質がやや弱いので、なるべく条件が良い場所に植栽しましょう

高木のそばに、自然な雰囲気で地植えされたヘデリフォリウム。
丈夫で、植え付けの際に深く土を掘る必要が無いため、様々な場所に植栽できます
一般的にはコウムとヘデリフォリウム、その改良品種が出回っています。その他の原種もありますが、店頭で見かける機会は少ないです。
変わった種や品種を求めるなら通販がよいでしょう。
○コウム(C. coum)
冒頭写真参照。葉も花も変化が大きいです。全体的に小さめでコンパクトに育ちます

「サクヤザワ」
コウムの改良品種。花色は赤紫〜ピンク。覆輪が入りますが、覆輪の濃さは環境により変化があります。花つきが良いです。葉はシルバー色が強めでカラーリーフとしても優秀です
丈夫で、育てやすい
○ヘデリフォリウム(C. hederifolium)
冒頭写真参照。花の咲き始めは葉がありません。
花色は赤紫色やピンク色が普通ですが、白花種もあります。

コウムの白花種

ヘデリフォリウムの白花種


コウムの実とタネ。咲いた花をそのままにするとよく実ります。
ポット蒔きで増やすこともできます。
オススメ度:★★★★
楚々とした印象の美しいシクラメン。弱弱しい見た目ですが比較的丈夫な花で、特に夏越しに関しては改良品種のシクラメンよりかなり楽です。
花期が他の花と合わせづらいですが、季節感の演出には向いています。