花色:
学名:bergenia
別名:ベルゲニア
科名:ユキノシタ科
分類:多年草(常緑)
原産地:南アジア(ヒマラヤ地方)
大きさ:背丈15〜50cm、横幅35〜60cm
主な見所:花(2〜4月)
大きな葉と、まだ寒い花の少ない季節に咲くピンクの花が特徴です。太い赤紫の茎や、肉厚の葉の見た目から独特な雰囲気をもっています。耐寒性は強いですが寒さが厳しいと葉が赤っぽくなります。
放任しても育つ丈夫な花なのでグランドカバーによく用いられていますが、もともと高山原産なので高温多湿には少し弱いところがあります。
条件に合えばあまり手間はかかりません。秋から春は日当たりを好み、暑い時期は涼しい半日陰を好みます。周年半日陰の環境でも育ちますが、やや花つきが悪くなります。
湿気の多い土は好まないので水はけの良い場所に植え、深植えは避けます。
和風の庭に合いますが、使い方によっては洋風や自然風の庭にも合います。
横に広がるので地植え向きで、鉢植えや寄せ植えには向きません。グランドカバーに使われますが葉が大きいため、狭い場所にはあまりお勧めできません。
落葉樹の下など冬によく日が当たり、夏は半日陰になる場所だとよく育ちます。
一般的にはヒマラヤユキノシタが一般的です。その他のベルゲニアのいくつかの仲間も出回ることがありますが、店頭ではほとんど見かけません。
○ヒマラヤユキノシタ(B. stracheyi)
大きな葉とピンクの花が特徴のよく見かける種。白花種もあります。
ヒマラヤユキノシタの白花種。
オススメ度:★★
丈夫な花ですが、肉厚の大きな葉がアレンジ的に難しいです。
自然風の庭では大きな葉に違和感を感じることもあるので、周囲の雰囲気と合うか確認しましょう。