葉色:
学名:Festuca glauca
科名:イネ科
分類:多年草(常緑)
原産地:園芸品種
大きさ:背丈25〜50cm、横幅30〜70cm
主な見所:葉(周年)
日本にも自生のあるウシノケグサの園芸品種。矮性種から大型種、色味の違うものなど様々な品種がありますが、基本的には細長い緑灰〜青灰白色の葉色と、こんもりした草姿を楽しみます。もとは野草なので性質は強健ですが高温多湿には弱く、半日陰や日陰の庭にも向きません。
日当たりと水はけのよい場所に植えればあとは放任で育ちます。乾燥に強く、やせ地でも育つので過保護にしないようにします。合わない環境の場所に植えてもよく育たないので、植栽場所の選定が大事。合う場所がなければ鉢植えで育てた方が無難です。
洋風の庭に合います。洋風でもしっとりした庭には合わず、ドライな庭に合います。ロックガーデンにも性質的に向いています。矮性種は花壇の前景や寄せ植えに向き、大型種は花壇の中景や境裁に向いています。青灰白色の特徴的な色味なので、植栽の前に周囲の植物と合うか確認しましょう。
様々な品種がありますが、店頭ではあまり区別されていないようです。青灰白葉の品種が主流ですが、ライム葉種なども少ないながら出回っています。
フェスツカの花のアップ。
枯れ葉がないと綺麗です。
環境が良いと花がよく咲きます。一方で、葉を楽しむためにデザインしている際は、花を刈り取ってしまう場合もあります。
オススメ度:★★★
日照不足や高温多湿が苦手で環境が合わないと育てづらいですが、青灰白色の葉色は他では得がたい魅力です。茶色い枯れ葉を取りづらいのがマイナス点。