葉色:
学名:Hakonechloa macra
別名:ウラハグサ
科名:イネ科
分類:多年草(冬落葉)
原産地:日本
大きさ:背丈20〜50cm、横幅30〜60cm
主な見所:葉(春〜晩秋)
風になびくような涼しげな草姿が魅力ですが、日本に自生のあるとても強健な植物です。
葉は笹のような形に見えますが、よくみると茎と葉がちゃんと分かれています。表面は葉脈が目立ちます。斑入り種が出回り、白系と黄色系があります。秋には紅葉します。株はこんもり茂り、大株になるととても立派です。
とても丈夫で、育てるうえで困るようなことはほとんどありません。
日向から半日陰の、水はけと水もちのよい場所を好みます。日当たりがよく乾燥しやすい場所に置くと葉焼しやすいので避けます。鉢植えの場合、夏は半日陰に移動した方が水やりの管理が楽になります。
和風や自然風の庭によく合いますが、洋風の庭にも合わせられます。
よく見かける少し腰高の鉢に単植した姿は魅力的ですが、基本的には地植え向きの植物です。石や木の根じめなどに植えるとよく映えます。斑入り種を半日陰の花壇に使ってもよいです。その場合は冬に葉が枯れることを頭に入れておきます。
寄せ植えにする場合は株が大きくなることを考えて配置します。鉢の外側に葉が流れるようにするとよいでしょう。
道際にグランドカバーとして植栽した例。
管理が少なめで雑草も生えにくい良い地被になりますが、増えすぎないように注意します。
斑の入り方の違いで、いくつか品種が出回ります。
「黄金」:全体が黄色から薄緑になります。
「涼風」:中央に白い斑が入ります。
秋に咲く花にはあまり観賞価値がありません。
晩秋になると紅葉します。
オススメ度:★★★★★
適地があれば、植えっぱなしでも風情のある姿を楽しめるお勧めのリーフプランツ。
イネ科の植物の中では管理しやすい大きさと成長具合なのもポイントです。