花色:
学名:Ranunculus ficaria
科名:キンポウゲ科
分類:多年草(初夏〜秋落葉)
原産地:ヨーロッパ〜アジアの温帯
大きさ:背丈8〜20cm、横幅15〜40cm
主な見所:花(3〜5月)
比較的長期間にわたり光沢のある小さい一重の黄色い花を咲かせます。品種によっては八重咲きになるものや、花色の濃いもの、白花種などがあります。葉は心臓型で濃いめの緑、より黒く染まるカラス葉の品種もポピュラーです。株はロゼット型でこんもり茂りあまり背丈は高くなりません。梅雨ごろには葉がなくなり休眠に入り、秋に再び葉が出てきます。
野趣のある雰囲気のとおり、とても強健な花です。
半日程度の日当たり、あるいは木漏れ日の当たるような場所が適地です。乾燥させなければ日当たりのよい場所や半日陰でも育ちます。ただ、夏に日向に置く場合は遮光したり、腐葉土等でマルチングしたほうがよいです。肥よくでやや湿った土を好みます。乾燥は苦手です。
とても丈夫なので、上記の条件を満たしていればまず枯らすようなことはないと思います。
個性は強くなく、和風・洋風・自然風いずれにも合います。
野趣があり地植え向きの花です。やや湿り気味の場所に植えます。夏以降は葉が枯れることを考えてアレンジしましょう。
花色が濃い品種や白花種、八重咲き種などがあります。斑入り葉やカラス葉の品種もあります。
八重咲き種。
カラス葉の品種。
八重咲きの花のアップ。
光沢があり、日差しが当たると花弁がツヤツヤして見えます。
オススメ度:★★★★
花が小さめでそれほど目立たないながら、丈夫で手間もかからず毎年よく咲きます。
○リュウキンカ(Caltha palustris)
日本に自生のある野草。山野草として育てられることもあります。花は5弁が普通で、暖地では4月、寒冷地では5月以降に咲きます。ヒメリュウキンカとは葉の鋸歯の有無で見分けます。
涼しい地方の水辺を好み、暖地ではやや育てづらいです。