本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

フロミス


エルサレムセージ


サミア

戻ります

フロミスのデータ

花色:ピンク
学名:Phlomis
別名:エルサレムセージ(フルティコサ)
科名:シソ科
分類:多年草(常緑)
原産地:ヨーロッパ〜中央アジア
大きさ:背丈30〜150cm、横幅35〜100cm
主な見所:花(6〜7月)

フロミスの特徴

フロミスの仲間はいくつか出回っていますが、ポピュラーなエルサレムセージのほか、ルッセリアナ、サミアなどがあります。性質はほとんど同じでいずれも個性的な姿の玄人向けの花です。エルサレムセージは鮮黄色の花、ルッセリアナもやや大きめの黄色い花、サミアは薄茶色のがくからピンクの花を咲かせます。花は段状に輪生してつきます。葉はシワが目立ち、細かい毛がはえ全体的に白っぽくみえます。葉裏も白いです。株はロゼット状で初夏に長い花茎を伸ばして花を咲かせます

  • 難易度: とても丈夫な花です
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。半日陰では徒長しがちです
  • 水分量: ジメジメした環境は苦手です
  • 耐寒性: 南関東以西の暖地では屋外でも冬を越します

フロミスの育て方

日当たりのよい、やや乾燥した場所を好みます。高温多湿には弱いですが、極端に弱いわけではなく水はけと風通しがよければ普通に夏越しします。寒さに弱いとする向きもありますが南関東以西の暖地では屋外でも冬を越します。株が大きくなるので株間は十分取ります

  • 管理:花が咲き終わったら花茎ごと切り取ります。夏や冬に株元の枯葉を切ってスッキリさせておきます
  • 肥料:春と秋に緩効性肥料を控えめに与えます
  • 病害虫:ほとんど発生しません

フロミスのアレンジ

個性的な姿なのでアレンジ的には難しい存在です。自然風の庭に合いますが、花が規則正しく輪生する装飾的な姿から整形花壇にも使えます。ボーダーガーデンやペレニアルガーデンのポイントに使うと効果的です

フロミスの主な品種

ポピュラーなエルサレムセージ以外にも、いくつか種類が出回っています

エルサレムセージP. fruticosa
フロミスの代表的な種。黄色い花を咲かせますが、花色違いの園芸品種もあります


ルッセリアナセージP. russeliana
黄色い花を咲かせます。根元の葉は大きくなります


サミアP. samia
茶とピンクの花色の個性的な姿です。根元の葉は大きめ。店頭ではほとんど出回りません

その他の写真


エルサレムセージの大株。根元付近は木質化します

フロミスの個人的な印象

オススメ度:★★
個性的な姿で人を選びそうです。乾燥しやすい場所があれば手間のかからない多年草として利用価値はあります。花もちはそれほどよくありません

コメント

  • 「セージ」と名が付きますが、セージ(Sage)の仲間ではありません
  • 葉の手触りがフカフカです。一度触ってみて

戻ります