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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

リビングストンデージー

リビングストンデージーリビングストンデージーの花

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リビングストンデージーのデータ

花色:オレンジ黄色
学名:Cleretum bellidiforme ← Dorotheanthus bellidiformis
科名:ハマミズナ科
分類:秋まき一年草
原産地:南アフリカ
大きさ:背丈10〜20cm、横幅25〜40cm
主な見所:花(4〜6月)

リビングストンデージーの特徴

デージーの名がありますが、デージーとは遠縁で雰囲気はまったく異なります。日差しに反応して開く光沢のある明るい印象の花が見所です。背丈が低く株を覆うように咲くので開花期はよく目立ちます。初夏までは綺麗に花が咲きますが、高温多湿に弱く美しさを保てるのは6月初めまでです。
花色は赤紫・ピンク系を中心にとても豊富で、蛇の目の2色咲きになりとても鮮やか。葉や茎が多肉質で、硬めの透明な結晶のようなものがつきます。
寒さにやや弱く、冬は霜よけ程度の保護が必要です。

  • 難易度: 適地に植えればとても丈夫です。
  • 日照量: 必ず日当たりの良い場所で育てます。
  • 水分量: 乾燥にはとても強いです。
  • 耐寒性: 霜よけして日だまりに置けば、南関東以西の暖地では屋外で冬越しします。

リビングストンデージーの育て方

日当たりと水はけのよい場所が適地です。半日陰〜日陰やジメジメする所は避けます。同じハマミズナ科のマツバギクがよく育つような場所が理想です。やせ地や乾燥地でも丈夫に育ちますから過保護にしないようにします。地植えは放任し、鉢植えは土の表面が乾いてから水やりします。

  • 管理:花がらは摘み取り、茎が伸びすぎたら切り戻します。
  • 肥料:リン酸分の多い緩効性肥料を植えつけ時に与えるのみで十分。多肥の必要はありません。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

リビングストンデージーのアレンジ

明るい元気な印象の花で洋風の花壇によく合います。しっとりとした和風や自然風の庭に植えると違和感があります。草姿はまとまらないので整形花壇にはあまり向きません。
鉢に単独で植えたり、乾燥を好む花同士で寄せ植えするのもよいですが、少し広めの面積を色違いの株で覆ってやるとさらに魅力的です。

様々な花色で混植した植栽例様々な花色で混植した植栽例
様々な花色で混植した植栽例。鮮やかな花色で目を引きます。

リビングストンデージーの主な品種

品種名つきのものはほとんど見かけませんが、様々な花色が出回ります。
花色を気にする場合は春に出回る開花苗を求めます。

その他の写真

リビングストンデージーの花のアップ
花のアップ。とても整った花の形をしています。

リビングストンデージーの葉リビングストンデージーの葉のアップ
葉と、葉のアップ。葉はへら形で多肉質、表面にボツボツがあります。
茎には白い毛が生えています。いかにも乾燥を好み、ジメジメが苦手そうな草姿です。

閉じた花
日光が当たらないときは花を閉じてしまいます。

リビングストンデージーの個人的な印象

オススメ度:★★★
明るい花色と株を覆って咲く豪華さが魅力的。冬越しがやや難しいのはマイナスです。
初心者の方は春に出回るポット苗を求めた方が良いでしょう。

コメント

  • 水はけの悪い場所では魅力を発揮できないので、条件に合う場所がなければ無理に地植えせず、鉢植えで育てましょう。
  • 近年学名が変更されましたが、英名のリビングストンデージーで出回っているため、特に問題はありませんでした。

仲間の花

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