本文へスキップ

ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ロベリア

戻ります

ロベリアのデータ

花色:ピンク青ブルー白
学名:Lobelia
科名:キキョウ科
分類:多年草(常緑)、秋まき一年草扱い
原産地:南アフリカ
大きさ:背丈15〜30cm、横幅30〜50cm
主な見所:花(4〜7月)※夏咲き種は5〜10月

ロベリアの特徴

よく店頭で見かけるのはエリヌスとその改良品種ですが、他にもリチャードソニーやバリダ、それらとの交配品種も出回っています。蝶が飛んでいるような形の花を株いっぱいに咲かせる姿は見ごたえがありますが、葉が小さく草姿も軽い印象でとても可憐です。株が横に広がり枝が下垂するので、ハンキングや背の高い鉢によく用いられます。ブルーや紫系の花色は神秘的で他にはない美しさです。ほふく性のある丈夫な夏咲き種も人気がありますが、秋以降は勢いが落ちます

  • 難易度: 初夏までは容易。暖地の夏越しは難しいので一年草扱いに
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます
  • 水分量: 過湿も乾燥も苦手です
  • 耐寒性: 耐寒性は中程度。春に苗を買うのが手軽です

ロベリアの育て方

日当たりと水はけのよい場所で育てます。横に広がりやすく過湿に弱い性質上、ハンキングや吊鉢などの水はけのよい環境でよく育ちます。本来は多年草ですが高温多湿に弱いので一年草扱いにします。暖地で夏越しさせたい場合は、株を刈り込み風通しのよい涼しい場所で乗り切ります

  • 管理:放任でよいです。梅雨直前頃、下葉が枯れる前に刈り込んで夏越しさせれば秋に返り咲きします
  • 肥料:定植時に緩効性肥料を与え、液体肥料を薄めに与えます
  • 病害虫:発生は少ないですが、アブラムシに注意

ロベリアのアレンジ

洋風の庭に合います。単植や郡植でハンキングに用いるのがもっとも多いですが、寄せ植えにも使えます。株の印象がやさしげなので、あまり個性の強いものとの組み合わせは避けます。地植えも可能ですが垂れ下がるように咲く花の良さが出しにくいです

ロベリアの主な品種

よく見かけるのはエリヌスとその改良品種が多いですが、店頭で品種名付きで出回ることはそれほど多くありません。他にリチャードソニーやバリダ、それらとの交配品種も出回っています。こちらは品種名付きで販売されることが多いです


エリヌスL. erinus
店頭で安価な苗として出回る一般的な種。花色豊富で、矮性種や下垂する種など様々な改良品種が出回っています


アズーロ
ドーム状に咲き、夏越しが比較的容易です。青紫や赤紫、白などの花色があります

リビエラ」:花の大きな改良品種。よく出回っています


バリダL. valida
立性で背丈がやや大きくなる種。青紫に花を咲かせます。3種の中では珍しい種です


リチャードソニーL. ichardsonii
よく横に広がる種。青紫の花を咲かせます。エリヌスに比べ花は小さめです。横に広がりやすい改良品種の中には本種を交配親にしたものもあるようです

サマーロベリア」:夏咲きで暑さに強いです。ほふく性が強く横に伸びます

ロベリアの個人的な印象

オススメ度:★★★★★
澄んだ美しい青花やベルベットのような紫花は魅力的です。夏咲き種は暑さに強いので夏花壇でも使えますが、初夏咲きに比べると間延びしやすいのが残念

コメント

  • エリヌスの場合、タネから育てると分かりますが普通種はやや大きくなり、こんもりドーム状になります。一方で、春に矮化処理された苗を買うと非常に低い背丈のまま花が咲きます。どちらが良いかはアレンジ次第です

仲間の花

戻ります