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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

デージー

デージーデージー
デージーの花デージーの花

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デージーのデータ

花色:赤ピンク白
学名:Bellis
別名:ヒナギク
科名:キク科
分類:秋まき一年草扱い
原産地:地中海沿岸
大きさ:背丈15〜20cm、横幅15〜25cm
主な見所:花(12〜6月)

デージーの特徴

伸びた茎に線状の花びらをたくさんつけてポンポンのようになり、とてもかわいらしい姿です。
小輪から大輪まで花の大きさに幅があり、それぞれ印象が異なります。株はロゼットタイプで、へら状の葉は花や株のサイズ感に比べると少し大きめです。近年はそれを改良した寄せ植え向きの、花が立派で葉が小さい矮性種がよく出回っています。
冬花壇によく用いられますが、実際には冬の間は花の上がりが悪いです。東京付近では3月初め頃から花で覆われるようになります。

  • 難易度: 水切れに注意すれば冬〜春は丈夫に育ちます。
  • 日照量: 日当たりの良い場所を好みます。
  • 水分量: 乾燥は苦手です。
  • 耐寒性: 耐寒性は強いです。

デージーの育て方

基本的にとても丈夫な花です。日当たりのよい場所を好みます。土はあまり乾燥しないようにします。
苗から育てる場合は、移植に少し弱いところがあるので根を傷めないようにします。

  • 管理:終わった花は摘み取ります。
    株が混みやすいので、枯れた葉などを切り取って風通しを確保します。
  • 肥料:リン酸分の多い元肥を与えます。暖かくなり花の上がりが多くなってきたら、液肥を与えて株を疲れさせないようにします。
  • 病害虫:あまり発生しません。
  • タネまき
    デージーの苗
    タネは細かいですが、発芽は良好。育苗もそれほど難しくありません。ただ、早春に開花させるためには晩夏ごろの早まきが必要で、高温に弱いデージーには厳しい条件になります。
    家庭園芸では涼しくなってからの秋まきとし、春開花を楽しんだほうがよいと思います。

デージーのアレンジ

ポップな印象で洋風の庭によく合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。使いたい場合は素朴な在来種を用いるとよいでしょう。
寄せ植えでよく用いられますが、広いマッスとして見せたほうがこの花の長所が生きます。花壇などに、グランドカバー状に植栽すると春の雰囲気がよくでます。
花の大きさで少し印象が異なるので、一緒に植える植物にあわせてサイズを決めます。

デージーの主な品種

大輪種や小輪種・矮性種が出回ります。

タッソー(赤花)タッソー(白花)
タッソー
花は普通の大きさですが、株が矮性で葉も小さく寄せ植えに使いやすい。様々な花色が揃います。

タッソー ストロベリー&クリームタッソー ストロベリー&クリーム
タッソー ストロベリー&クリーム
タッソーシリーズの一品種。名の通りイチゴクリームのような、かわいらしい印象です。

その他の写真

デージーの在来種デージーの在来種の花
在来種は花に比べて葉が大きいですが、その分自然な印象で寄せ植えよりも地植えに向いています。
和風や自然風の庭に使う場合もよいでしょう。

デージーの個人的な印象

オススメ度:★★★★
本格的な開花は春以降ですが5月一杯楽しめます。
在来種は自然な印象で魅力があります。ただ、大きめの葉が少しうるさいので、寄せ植えには葉が小さい矮性種を選択したいです。

コメント

  • 本来は多年草ですが、関東以西での夏越しは難しいので一年草扱いになります。
  • プリムラやガーデンシクラメンなどの冬の花が増えてきたため人気は下降気味でしたが、葉が小さい品種の登場により再び見かける機会も増えてきました。
  • 矮性種でも冬の花の上がりはあまり多くないので、春の花として用いるのが良いと思います。

仲間の花

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