花色:
学名:Tulbaghia
別名:ソサエティーガーリック、スイートガーリック
科名:ヒガンバナ科
分類:春植え球根(多年草扱い)
原産地:南アフリカ
大きさ:背丈25〜50cm、横幅30〜60cm
主な見所:花(6〜9月)※夏が最盛期
ビオラセアとフラグランスの2種類が出回りますが、一般的にはビオラセアをよく見かけます。
花茎がよく伸び、その先にかわいらしい星型の花を数輪咲かせます。花色は赤紫やピンクがポピュラーですが白もあります。フレグランスは名前のとおり花からよい香りがします。葉は細長く伸び、白の斑入り種もよく見かけます。株はロゼットです。
球根植物ですが、耐寒性があるためかほとんどポット苗状態で出回ります。通販などではたまにフラグランスが球根で売られていることもあります。草体を傷つけるとニラのような匂いがします。
耐暑性のあるとても丈夫な花で、日当たりと水はけのよい場所なら特に問題なく育ちます。酸性土を嫌うので植える前に苦土石灰などで中和しておきます。暖地でも寒さの厳しい時期は霜よけしてあげると安全ですが、しなくても枯れることは少ないでしょう。日当たりが悪いと枯れないまでも花つきが極端に悪くなります。球根で植える場合は、芽が出るくらいの浅植えにします。
洋風の庭や自然風の庭に向きます。和風の庭には向いていません。
生育旺盛で地植え向きです。特にビオラセアは花期が長く使い勝手は良好。斑入り種は成長が遅いので鉢植えや寄せ植えにも使えます。葉が長く伸びるので植栽間隔を適切に取りましょう。
ビオラセアとその改良品種の斑入り葉種がよく出回ります。フラグランスは通販で求めたほうが早いでしょう。
○ビオラセア(T. violacea)
冒頭写真参照。一般的に見かけるツルバキアで、花期が長く丈夫です。
「シルバーレース」
ビオラセアの斑入り種。やや花つきが悪いですが明るい印象です。
○フラグランス(T .fragrans)
ビオラセアに比べるとやや花が小さくて花数が多く、芳香があります。
ビオラセアの花のアップ。
オススメ度:★★★★
丈夫で育てやすい多年草。株があまり大きくなりすぎないのも良い点です。
株が大きい方が花もたくさん咲くので、地植えでのびのび育てたいです。