葉色:
学名:Ficus benjamina
別名:ベンジャミン、ベンジャミンゴム
科名:クワ科
分類:常緑高木
原産地:南アジア
大きさ:背丈50〜150cm(10m以上)、横幅30〜100cm
主な見所:葉(周年)
スッキリした姿で人気があり、以前は観葉植物の代名詞ともいわれたほどポピュラーでした。最近は他の選択肢も増えたためか、昔ほど見かける機会は多くありません。それでも仕立てやすいのでトピアリー仕立てによく用いられています。
葉は先が尖った卵形で端正な姿です。様々な斑入り品種が出回ります。灰白色の枝からは気根を出しますが見苦しくなるほどではありません。株は自然樹形を楽しむこともありますが、室内では下葉が枯れやすいこともあって球形のトピアリーに仕立てることが多いです。
丈夫なので育てるのは難しくありません。初夏から秋は、日当たりのよい窓辺や半日陰の屋外で育てます。冬の間は室内に入れます。越冬温度さえ確保できれば明るい日陰で十分です。冬の水やりは表土が乾いてから行い過湿にしないようにします。空気が乾燥する場合は葉水も効果的です。
室内で幹がしっかりした樹木のような観葉植物を選びたいときに最適。観葉植物の寄せ鉢のメインにも使えます。一般的にはトピアリー仕立てにすることが多いですが、大株であれば自然樹形風の仕立て方も可能です。
緑葉の普通種がよく出回りますが、斑入り種もあります。
「スターライト」
乳白色の覆輪斑入り葉種。よく見かけます。
葉のアップ。中央の主脈が目立ちます。
枝を切った際に出る乳液の様子。固まるまでポタポタ落ちるので、剪定は屋外で行いましょう。
沖縄の屋外で見かけたのトピアリーの列植と境裁。
寒さにはそれほど強くないので、東京近郊程度の温度では屋外で育てることは難しいです。
オススメ度:★★★
誰にでも受け入れられやすい姿で安定感がありますが、一方で個性に乏しい印象もあります。
熱帯風の演出にもあまり向いていません。