花色:、葉色:
学名:Ligustrum sinense
別名:セイヨウイボタノキ、シルバープリベット(白斑入り種)
科名:モクセイ科
分類:半落葉〜常緑低木
原産地:東アジア
大きさ:背丈0.5〜1.8m、横幅0.4〜2.0m、葉2〜4cm前後(対生)
主な見所:花(5月)、葉(周年)
生垣や境裁によく使われている低木で、萌芽力があり剪定に強く様々な仕立て方ができます。
初夏に白花が咲きますが、普通は小さな緑葉や園芸品種の斑入り葉を主に楽しみます。以前は人気がありましたが、放任にすると樹形が暴れやすく、成長も早いため昔ほど使われる機会は多くないようです。冬の冷え込みによっては半落葉になります。
日当たりと水はけのよい場所に植えます。半日程度の日差しでも十分育ちますが、耐陰性は言われているほど強くはありません。暗い場所だと枝が徒長したりスカスカになりやすいです。土壌は特に選びません。強い乾燥には弱いので、あまり乾かしすぎないよう注意します。
イヌツゲが和風ならこちらは洋風の庭に合います。自然樹形なら自然風の庭にも合います。
生垣や境裁などの列植に向きます。斑入り葉種は明るい印象なので、自然樹形のものを花壇のポイントに使うのもよいと思います。
斑入りの品種がよく出まわります。白斑種はシルバープリベットと呼ばれています。黄色斑のものもあります。
斑の色が黄色の強い品種。
プリベットの普通種の緑葉。斑のない株は店頭ではあまり出回りません。
また、このような株の中には先祖返りして斑が消えてしまったものも多いです。
シルバープリベットの花。花は意外とよく咲きます。
シルバープリベットの自然樹形。枝が縦横に長く伸びます。
オススメ度:★★★
使い勝手のよい低木ですが、イヌツゲと同じで耐陰性や耐病害虫という点でいえば言われているほど強くはないような気がします。条件のよい場所に植えてあげましょう。