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ガーデニング・園芸に用いられる植物の中で私が栽培したことのある種類を図鑑にしています

ミントブッシュ

ミントブッシュミントブッシュの花

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ミントブッシュのデータ

花色:
学名:Prostanthera
別名:プロスタンテラ
科名:シソ科
分類:常緑小高木
原産地:オーストラリア
大きさ:
背丈30〜200cm、横幅40〜150cm(種類によって違いがあります)
葉1〜5cm前後(種類によって違いがあります)
主な見所:花(春〜初夏)、葉(周年)、香り(葉)

ミントブッシュの特徴

葉からミントのような香りのするオーストラリア原産の低木です。立性と、はい性種の2種類が主に出回っています。ブッシュの名のとおり、細かく枝分かれて葉も密につけます。赤〜青紫の花も小さいですが比較的よく咲きます。春が開花の最盛期ですが、調子がよいとぽつぽつと初夏まで咲き続けます。寒さにはそこそこ強いので、南関東以西の暖地なら地植えもできます。

  • 難易度: 丈夫です。
  • 日照量: 日当たりのよい場所を好みます。
  • 水分量: 水はけのよい場所を好みます。冬は乾かし気味にします。
  • 耐寒性: 寒さにはやや弱く、強い霜は避けたほうが安全です。
  • 成長速度:やや遅い もともと大きくならない樹なのでやや遅く感じます。
  • 移植適期:初夏 移植は比較的容易。寒さに弱いので秋以降の植え替えは避けます。

ミントブッシュの育て方

基本的にはとても丈夫な花なので、条件さえ満たせば放任で育ちます。
日当たりと水はけのよい場所で育てます。乾燥に強く、ジメジメは苦手です。やや暑さに弱いので夏は遮光したいですが、水はけと風通しのよい場所に置けたならしなくても構わないでしょう。その場合でも過湿は避けます。

  • 管理:花後に花がら摘みもかねて切り戻しを行います。
  • 剪定初夏 花後に剪定します。
  • 肥料:春から初夏に緩効性肥料を与えます。
  • 病害虫:ほとんど発生しません。

ミントブッシュのアレンジ

洋風のドライな庭によく合います。和風や自然風の庭にはあまり合いません。
寄せ植えのセンタープラントにも用いられますが、ブッシュ状になるのでサザンクロスやメラレウカなどに比べるとやや扱いづらいです。単独で用いる場合はむしろまとまりやすく使い勝手は良好。
はい性のものはハンキングやコンテナによく合います。印象ははい性のローズマリーに近いです。

ミントブッシュの主な品種

たくさん種類がありますが、店頭によく出回るものは限られています。

ミントブッシュ
ミントブッシュP. rotundifolia
立性で細葉タイプです。よく出回っています。


クリーピングミントブッシュP. denticulata
はい性タイプ。立性種に比べると見かける機会は少ないです。


プロスタンセラ・バクステリプロスタンセラ・バクステリ
プロスタンセラ・バクステリP. baxteri
銀葉種。葉が細長く香りは弱いです。花色は淡い紫。丈夫で育てやすい。
寄せ植え用の小苗が出回るようになりました。

その他の写真


水切れ等で大半の葉が枯れてしまった場合でも、根が生きていれば再び芽が出てくることがあります。たくましさを感じます。

ミントブッシュの個人的な印象

オススメ度:★★★★
花つきがよく、条件に合わせれば丈夫な花木です。
暖かい地方なら地植えもできますが、厳しい寒さには油断しないように。

コメント

  • プロスタンセラの仲間には様々な種類があるので、今後いくつかの種類が店頭に出回ることもあるかもしれません。
  • メラレウカやアカシアと同じように、意外と高温多湿の日本の夏にも順応して育ちます。むしろ寒さの方が心配です。

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