植物栽培に知っておきたいガーデニングの資料集

便利な用具の紹介

私がよく使用している少し変わった園芸用具を紹介します。よく使っているだけあって年季が入っているものが多いのは、それだけ利用している証でもあるのでご容赦ください。
なお、園芸用として販売されているものはもちろん、他の用途からの転用品も含みます。使用の際は自己責任でよろしくお願いいたします。特に刃のついているものは安全に十分配慮してください。

■特徴
ステンレス製の折り畳みできるザル。揚げ物などの用途で使われています。
サイズは様々ですが、穴のサイズ感については少し確認したほうが良いでしょう。粗すぎず細かすぎずの写真のようなサイズ感が良いと思います。折り畳みでなくてもよいですが、収納する際の省スペースにつながるので、できれば折り畳みのほうが良いでしょう。
■用途
植え替え時に、用土と鉢底に敷く軽石を分けるのに非常に便利です。ある程度土を入れて軽くゆすれば軽石だけが残ります。コツはザルに土を入れすぎないことです。

■特徴
山菜掘りとありますが、山菜を取る以外にも樹木の枝打ちや、キャンプ用のナイフ、園芸用と様々な用途で使える多目的な道具となっています。普通のナイフと大きく異なるのが、刃が凹形に湾曲してスコップ状になっていることです。
■用途
スコップ状の部分で簡易な穴掘りに使えます。細身なので狭いところの直線的な穴掘りに便利で、特に球根の植え付けに役に立ちます。
また、ナイフ部分で細めの根を切るのにも使えます。小さい連結ポット苗や球根であれば、これ一本で植え付けがこなせるのはありがたいところです。
さらに、硬い土に生えた、大きめの雑草を根から掘り取るのにも使えます。

■特徴
スパチュラとは日本語でいう「へら」のことで、薄い扁平な道後のことを指します。園芸用あるいはガーデン用スパチュラで探すとよいでしょう。非常に薄い刃でしなりがあります。
■用途
鉢植えの周囲の根を切るのに最適で、鉢と土の間に刃を入れてから、鉢の周囲をなぞるように刃を動かすと、抜けにくい鉢の植え替えが簡単にできるようになります。
また、片方の刃がギザギザになっており株分けにも使えます。

■特徴
竹を斜めで切ったような形状の土入れ。土をすくって鉢に入れる用途で使われます。
写真はプラスチック製ですが、ステンレス製もあります。ステンレス製は高級感があり、土を削る用途でも使えます。ただ、意外と接続部が弱点で底が抜けて壊れやすいので、あえてプラスチック製にするのもよいでしょう。なお、プラスチック製も丈夫に出来ているので屋外に置いても傷みにくいです。
■用途
鉢植えの植え替え時など、比較的少なめの土をすくって、狭い場所に移動する際に大変便利。
深型スコップでも代用できますが、基本はこちらを使います。

■特徴
リング支柱のリングが一つだけのもの。サイズは様々で、鉢や株の大きさに合わせて選択します。100均でも販売されていて安価で入手できます。
なお、花用で半円型の花ささえもあり、花壇の寄せ植えの花に使われています。
■用途
垂れてだらしくなくなりがちな葉の姿勢を良くするのに使われますが、背が高くなる株全体をまとめる用途にも使えます。特に、背が高くなる球根類を鉢植え栽培する際に便利。

■特徴
ものを掴む道具。形やサイズは様々ですが、ある程度の長さがあるものが使いやすいです。写真は20センチ程度のもの。ステンレス製が丈夫で錆びにくいのでよいでしょう。
■用途
鉢植えの雑草を抜き取るのに使えます。ピンセットの先を雑草の根元に突っ込んで、根と一緒に抜き取るようなイメージで使うとよいでしょう。
他にも害虫（特にイモムシやナメクジ）を捕まえたり、置くタイプの大きめの肥料を挟んで移動するのにも便利です。

■特徴
小さめで深型の園芸用スコップ。用途から土すくいスコップとも呼ばれます。
プラスチック製ですが、丈夫なプラスチックで出来ているので屋外に置いても傷みにくいです。
■用途
比較的多めの土をすくって移動する際に大変便利。
土入れでも代用できますが、ある程度の量をすくうときはこちらを使います。

■特徴
小さなほうき。形やサイズは様々ですが、写真のようなタイプが一番使いやすかったです。
園芸用の少し立派なものも良いですし、100均の掃除用具のものを代用してもOK。なお、屋外に置く場合は、プラスチック製のほうきの穂は傷みが早いので避けたほうが無難でしょう。
■用途
本来の用途である狭い場所の掃除はもちろん、園芸道具の手入れ、土寄せなど思いつくままに使用してよいでしょう。
ほうきの穂が柔らかいものは化粧砂を整えるのにも使えます。